追悼 柳原さん

2014年7月2日 秀さん(hide3)こと柳原秀基さんが大学の講義中に心筋梗塞でお亡くなりになりました。

7月3日の朝 Facebook のタイムラインで柳原さんが亡くなったとの原水さんの投稿を見ました。全く突然なので信じられなかった。続々投稿される内容を見て、さらに安納さんの投稿を見てようやく本当の事なのかと感じてきました。
安納さんに告別式の情報をいただき、また山近さんのタイムラインを見て7月4日の告別式に参列してきました。
中野先生、原水さん、山近さんと一緒に最前列に座らさせていただきました。
棺桶に入った柳原さんの穏やかな顔を見て最後のお別れをし、斎場に向かうを柳原さんを見送りました。

あれから一週間たった今も大きな喪失感から離れることが出来ません。失ったものはとてもとても大きいです。
何かあったら頼れる、居心地の良い港が、サロンが、出会いの場が、修練の場が無くなってしまった…

当時私が所属していたクボタシステム開発の同僚であり、親会社クボタの素形材事業部のシステムに関わっていた河端さんから、柳原さんという凄い人がいるという話を聞きました。河端さん自身も凄いという形容詞が似合う技術者で、その彼から「凄い」と呼ばれる柳原さんってどんな人だろうとワクワクしながら、ある日河端さんを仲立ちとして難波の沖縄家庭料理の店「具志」で柳原さんに会いました。恒例の「金魚」(スクガラス豆腐)の洗礼を受け、そのまま柳原さんの重力場にとらわれてしまいました。

その後の世紀末の数年間、JWNTUG の立ち上げ、幕張での設立イベント、管眠本、NT-Committee2 といった場に居合わせることが出来ました。
柳原さんがニッコリわらって「じゃ、森川さんお願いね」という言葉で、Janog #1 ミーティングで JWNTUG の活動内容のプレゼンを任せられたり、幕張のイベントに動員されたり、SEA関西の勉強会に行ったり、齊藤先生の合宿に行ったり。
他には、原水さんの users.gr.jp のサーバ運用と Admins-ML 等 大規模 ML システム運用などコミュニティの裏方をやっていました。

柳原さんの本拠地、沖縄家庭料理の店「具志」は沖縄料理と泡盛の店「月桃」に生まれ変わり、IT・インターネットにかかわる濃い濃い人たちの溜まり場になりました。
私も NetNews japan.*、IRC #じゃぺーん、ヲヤヂ連合の宴会(エソカイ)を具志/月桃で何度も開催してきました。その時に柳原さんのコミュニティの懇親会と時々鉢合わせした事もありましたね。あの頃って楽しかったなぁ…

私が同志と共にクボタシステム開発をスピンアウトして独立してからは会社経営で手一杯で、NT-Committee2 のスピーカーとして参加したのは一度だけで、柳原さんとは少し疎遠になってしまいました。
その後、私がある事件に巻き込まれて落ち込んで外に出て行けなくなっていた頃、橘さん経由で「関西オープンソース」で何かしゃべれとの要請があり、久しぶりに人前に立つ事になりました。きっと柳原さんが私を心配して「じゃ、森川さんにお願いね」と言ってくれたのだと思っています。

最後に柳原さんと会ったのは中野先生の退官記念交流パーティの席でした。その時、柳原さんがクボタを早期退職したのは私の独立の影響だったと話してくれました。あの柳原さんに影響を与えたというのはなんだか少し誇りに思えました。

柳原さんとこれからもっと関わり合いたかったのに。杉本町の「にしむら」にも連れて行ってもらってないし。もっともっと世話になるつもりだったのに…

いろいろ思いは尽きないので「システム管理者の眠れない夜」のこの言葉で締めます。

  合掌

DevOpsDay Tokyo 2013

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DevOpsDay Tokyo 2013 無事開催できました。

今年も皆様の力が合わさって、素晴らしいイベントになりました!

全世界で同じ問題意識を持つ仲間達の、そのコミュニティ主導のイベントにもかかわらず 300 人近くの参加者が集まり大盛況でした。

 

スポンサーの皆様ありがとうございました!

 

今年は Yahoo! JAPAN 有志によりこんなに大きなイベントの運営が出来ました。ありがとうございます!

今年は、構成管理ツール中心の話から、モニタリング中心の話に持って行きました。

今年の キーノートとして Nick Galbreath 氏の「あらゆるオペレーションを”見える化”しよう」という話。

 
あらゆるオペレーション、つまり技術分野以外もこれにあてはまります。Theo が言っていたこれです。
 
次に、sensu の作者 Sean Porter 氏自らのプレゼン「sensu intro」。海外では一般的だが日本ではまだ知られていない Sensu monitoring framework の話。デモで出てきた PagerDuty も会場で反響をよんでいました。
 
三人目の海外ゲストは、実は今回の隠し球。(会場のほとんどを置き去りにしても) 世界のDevOpsDays イベントと同レベルの内容を持ってきたかったのです。Puppet Labs から Max Martin 氏が Puppet 3 の話。
(chef と puppet の棲み分けが進んでいるような印象をうけました)
 
四人目の海外ゲストは、なんと github から John Britton 氏の 「Ops for Everyone」。github 社内での仕組みの話。hubot 面白い!
 
次に日本からのスピーカー、 アマゾン データ サービス ジャパン吉羽 龍太郎さんの「DevOps時代のインフラ構築と開発プロセス」。cloud, agile, devops, culture を分かりやすく話していただきました。
 
二番手は クックパッド成田 一生さんの「迷ったら健全な方」。凄くリアルな話が聞けてよかった。この手のリアルな話をオフレコで共有するイベントやったら面白そうだが、いろいろヤバそう ^^;;;
 
五人目の海外ゲストは DataDogAlexis Lê-Quôc 氏の 「Effective Monitoring with statsD 」。Alexis とは以前に DevOps 系イベントを一緒にやったことがあり、それから DataDog の成長を楽しみにみていました。今回のプレゼンでも、彼の真面目さがにじみ出ていて、じわじわと話がつたわってくる感じでした。
 
そのほか スポンサーのプレゼンがありました。(マイクロソフト社のDevOpsの歴史は自分もリアルタイムでその近辺にいたので印象深かったですね)
 
ビデオ:
togetter:
参加者blog:
メディア記事:
イベント風景
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マイクロソフト様提供の石巻爆速復興弁当 IMG_0966
 
クロージング IMG_0982

The ‘Innovation’ Battle

cloudscaling の Randy Bias さんのオープンレターが話題を呼んでいます。

OpenStack コミュニティ内でも反論がある中、Simon Wardley 氏が一刀両断

まだ分かってない人がいるのが不思議…(ボルトとナットなのに…)(もう十分なのに…)

参考のために Simon Wardley 氏のスライドを貼っておきます。

Enterprise DevOps 2013

日本のエンプラ系でも徐々にバズってます ;)

IBM

HP

MicroSoft

(富士通、NEC、日立等はまだ目立った記事は無し)

NTT DATA